季節が変わると、洋服だけでなくお布団も衣替えのタイミング。冬用の掛け布団から軽い肌掛けに、敷布団や毛布の入れ替えなど、次のシーズンにも快適な眠りを保つためにはとても大切なこと。
でも、「ただ押し入れにしまうだけ」で終わらせてしまうと、カビ・ダニ・臭いの原因になり、次のシーズンでがっかりすることも…。今回は、布団の衣替え時に気をつけたいポイントを丁寧に解説します。

しまう前にしっかり乾燥!

お布団は、寝ている間にたくさんの湿気を吸っています。そのまま収納すると、カビやダニの温床に…。そのまましまってしまうと、押し入れの中でカビやダニが繁殖してしまうことも。
晴れた日に数時間、両面を天日干しするか、花粉や黄砂が気になる時期は布団乾燥機を活用してしっかり乾かしましょう。

叩くのはNG!掃除機で表面のホコリを吸い取る

布団の表面にはホコリやダニの死骸がついていることも。
昔は布団をバンバン叩く習慣がありましたが、これは繊維を傷め、ホコリを舞い上げて逆効果。
布団専用ノズルや布団クリーナーを使って、優しく表面のホコリやダニの死骸を吸い取ってあげるのが正解です。

収納前にカバー類は必ず洗濯を
布団カバーやシーツには、汗や皮脂がしみ込んでいます。汚れたまま収納すると、虫食い・臭い・黄ばみの原因になります。収納前には、洗濯してしっかり乾燥させるのが基本!
圧縮袋は湿気・カビ対策を万全に
布団の収納といえば「圧縮袋」が便利ですが、中に湿気が残っていると逆効果、カビの原因に。必ず完全に乾燥させてから圧縮すること。
長期間保管する場合は、防湿剤や除湿シートを一緒に入れておくと安心です。
また、羽毛布団などは圧縮によって中の羽毛が傷むこともあり、圧縮不可のこともあるので、説明書の注意書きをよく確認してください。

収納場所は「風通し」と「温度」に注意
カビやダニは、高温多湿な環境を好みます。
とくに温度が20〜30℃、湿度が60%以上になると、繁殖しやすくなります。押し入れやクローゼットの中は空気がこもりがちで、このような環境になりやすいため注意が必要です。
押し入れやクローゼットに布団を入れるときは、床に直置きしないように注意しましょう。すのこや布団収納ケースを使って空気の通り道を確保し、湿気がたまりにくい環境を作ります。
特に、収納場所の温度が高い季節は、こまめな換気を心掛けましょう。
月1回程度、扉を開けて空気を入れ替えると◎。
防カビ剤や除湿剤、乾燥剤を一緒に入れておくのもおすすめです。

しまい方ひとつで、布団の寿命と快眠が変わる
布団の衣替えは、ただの季節行事ではなく、次のシーズンも気持ちよく使うための大切なメンテナンス。乾燥・掃除・収納方法をしっかり意識することで、布団の清潔さも保たれ、快眠につながります。
「ふとん、来年もふわふわで使いたい」——そのひと手間が、大きな違いになりますよ。

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